病院一体型であり、まるで高級ホテルのような老人ホームでのマリンバ演奏ご依頼を承りました。
感染には十分配慮しつつ準備を行いました。施設ご担当者様から伺った話なのですが、老人ホームでの従業員様達は、プライベートでの外出を人一倍注意しなければならないと伺いました。確かに、もし施設内で感染が発生すると大変な事態になってしまう為、かなりの気をつかう必要があり、日々神経を磨耗しなければならない時期と言う事で、相当大変な思いをされておられるようでした。
そのような従業員様の素晴らしい気遣いのおかげで、このような中でも十分注意した上で小規模なイベントを開催する事が出来ました。
今回の演奏ご依頼は、お釈迦様の誕生日にあたる花祭りの日(4/8)に合わせて行わせて頂きました。
施設のお食事も、花祭りにあわせて華やかな海鮮チラシ御膳が振舞われました。
花祭りと言うコンセプトのもと、唱歌や懐かしの音楽など、ご年配の方向けに曲目を調整致しました。
マリンバと言う楽器は大変大きな楽器ですが、運搬する際には各パーツごとに分解して組み立てて行きます。
中でも、音盤の部分が何より重要で、ちょっとしたへこみや欠けによって音程が変わってしまい、もとに戻すためには1つの音盤で3万程度はするそうで、運搬の際にはかなり気をつかいます。
ソロでの演奏は基本的に伴奏も含めて1人で行わなければならないので、左右2本持ちは基本となります。
マウスシールドを着用した状態でMCを行わせて頂きました。
建物の天井が高く、よくマリンバの音が響きましたので、とても気持ちの良い状態で演奏をすることが出来ました。お客様の中では昔を懐かしむような感じでうるうると聴いて下さる方もおられ、演奏をさせて頂いた事にやりがいを感じ、良い機会を頂きました。
川内まり子